『補聴器を本当につける必要があるのか。』
まず、その判定をしなくてはなりません。
例えば、鼓膜に穴があいていたり、外耳道に耳垢が溜まっていたりすると、 補聴器を付けたところで「聞こえ」の程度は回復しません。
まず耳鼻咽喉科で、聴力検査や診察を受けて、 耳の状態をきちんと調べることがとても大事です。補聴器をせずとも、処置や手術で聴力が回復する可能性がある場合は、 そちらを先にご提案いたします。
まず前提として、病院・診療所・クリニックは医療機関です。医療機関の使命は「患者さんの治療」です。
また、医療機関の補聴器外来は「販売・購入」を目的に来ていただくのではなく、
「適正に使用していただくための指導・調整」のために来ていただくものです。
そのため、押し売りのような販売は一切いたしませんし、
患者さんに合わない機種をすすめることもいたしません。
あくまで医療行為の一環ですので、安心して補聴器を選ぶことができるのが病院・診療所で補聴器外来を受診するメリットです。
ただし、補聴器外来のある耳鼻咽喉科の診療所・クリニックでは、医師の診察を行いますので、
診察代や聞こえ検査の検査代がかかります。
検査・手術 | 内容 | 価格例 (1割負担の場合) |
価格例 (3割負担の場合) |
---|---|---|---|
標準純音聴力検査 | 一般的な聴力検査です | 約300円 | 約1,000円 |
鼓膜切開(片側) | 鼓膜を切り開いて、中の膿を出す手術です | 約600円 | 約1,800円 |
補聴器適合検査(1回目) | 補聴器の効果を調べます。 | 約1,300円 | 約3,900円 |
補聴器適合検査(2回目) | 補聴器の効果を調べます。 | 約700円 | 約2,100円 |